ニチガクからのコラム
COLUMN
大学受験予備校ニチガクのスタッフがお届けする「役立つ」大学受験情報。受験勉強の休憩中にご一読を!
受験までの時間は決まっていて、その時間をいかに効率よく使うかが、自分の夢の実現につながる。つながるとはわかってはいても、ついつい違うことしてしまう自分がいるわけです。勉強したくない、というわけではないのですよ!
そこで自分に甘い私が考えたのは、環境を整えたらなんとか集中できないものかということです。自分を変えるのが難しいなら、外を変えようの術です。
おすすめの集中できる環境を色々と調べてみました。
自宅以外の場所に勉強場所を探す
1番自宅が効率あがるのではないの?と思われる人も多いかと思うのですが、意外や意外、なんと人の目がある環境にいるだけで、覚醒度がアップするそうです。びっくりですね。ですので、自宅外での勉強を推奨している人もいるくらいです。
確かに人の目があると、かっこつけますけど、その流れですかね?環境が変わると脳の情報処理システムが変わるそうです。場所が変わると気持ちが変わるということを、科学的に証明されているわけです。
もちろん、皆に合う勉強法がないように、合う勉強場所も人それぞれ。そして、同じ人でも複数のお気に入りの場所を探しておくといいらしいですよ。
場所の候補としては、
・学校の図書館・自習室…適度な集中とリラックス効果が得られる
・地域の図書館・カフェ…試験中の雑音になれるのにいい
・塾・予備校の自習室…実は脳は周囲の脳と連動していて、自動的に勉強モードに
・通学時間…移動中の景色の変化が脳に刺激を与え、記憶力の向上が期待できる
・公園…緑や開けた空間が、柔軟な思考にいい
など。他にも自分が気持ちいいと思える場所があったら、勉強を試してみるといいかもですね。
試験が近づいてくると、ストレスとの戦いもあります。その日その日の気分で、自分が快適に集中して過ごせる場所で、効果アップを狙いましょう。
自分の部屋を集中できる仕様に改造
現実的に1番長い時間勉強するのはやはり自宅感が強いですね。私もまずここを何とかしたいところ。いろいろ調べてみましたが、共通している点は「部屋と机をすっきりさせる」でした。
脳は目に入ったものを、すべて情報処理してしまうそうです。つまり、部屋がごちゃごちゃしているだけで、無駄なエネルギーを消費しちゃうそうです。部屋に入っただけで疲れていたら、勉強に集中できるわけがない。私の部屋は本当にこれですので、ますは急いで部屋の片づけないと。
机の上に置くものは、そのときに勉強している科目の教材を筆記用具のみ、が基本だそうです。勉強道具なら他の教科のものもあっていいのでは?と思ったのですが、他の教科が目に入ると別の課題を思い出し、目の前の勉強に集中できなくなるそうです。確かにそうです!
教材ですら置いていけないのに、スマホなどはもってのほかですね。マナーにしていても気が付いてしまうので、いっそ別の部屋に置いてくるのがいいそうです。気になっても席を立って、置いてきた部屋へ行き…と、とにかく邪魔なものに手が届きにくくする、という物理的な方法はすぐ気が散る私には効果ありそうです。
さっそく集中できる環境を作ってみよう
あの手この手で、まずは物理的に集中できる環境を作ってみようと思います。
・カーテンは青系の色…青と緑の中間色が集中力を最も高めることができるそうです。反面、赤やピンクは一時的に知能指数を下げることがわかっているそうで、下げちゃうとはびっくりです。小物程度ならいいですが、広い面積は避けた青系がいいそうです。
・目標を目視できる場所に置く…志望校の写真で、できれば自分も写っているものだとさらに有効だそうです。遠方でなければやはり実際学校に行ってみるといいのですかね。見るたびにモチベーションあげられそうですよね。
・照明にもこだわる…集中できるのは、ブルーライトを含む昼光色の照明だそうです。でも普通部屋にいてリラックスできるのはやわらかい電球色ですよね。ゆっくり休むことも必要なので、スタンドを置くのが良さそう。スタンドライトを点けて、部屋の明かりを消してしまうという手も集中力アップにつながるそうです。
・気が散る物は目に入らないようにする…机の上は教材のみということはできそうですが、部屋の中の物をすべて片付けるというのは、なかなか難しいですよね。マンガなども全部捨ててしてしまうのも、自分追い詰め過ぎって感じがします。そんなときは、布などを使って目に入らないようにするだけで効果があるらしいですよ!
気持ちの切り替えにも環境づくりが効果的
まだまだ先だという気持ちがあってなかなか受験モードに入れなかった私ですが、部屋を整える過程で、気持ちの切り替えもうまくできました。部屋がすっきりすると本当に脳もすっきりします。今、必要なことと向き合うことを考えるきっかけにもなりました。
「自制できないなら」と物理的に気が散る物を遠ざける作戦については、面倒くさがりな私には効果絶大でした。
自宅以外で集中できる環境も少しずつ開拓していけたらなと思います。どこでも自分のタイミングで集中モードに入れるのが、理想的ですものね。
人それぞれで、集中できる環境は違うと思いますが、理論的・物理的に「集中できそうだぞ」ということを調べて書いてみました。皆さんもいろいろと試してみてください。何かのきっかけになるといいなと思います。