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計算ミスをなくす方法

2020年12月25日

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皆さんが定期テストや模擬試験などを受けた後しばらくたって、答案が返却されますよね。
その際に、このように思った方かなり多くいるのではないでしょうか。
「できたと思ったのに計算ミスがとても多くてショック」
「間違った問題の半分以上がケアレスミスなんて」
「計算ミスがなかったら、もっと点数取れていた。」
かくいう私も全く同じような経験がありますので、気持ちはとてもよくわかります。
かつて私も皆さんと同じような時期に、当時、数学教師でもあった担任から、次のようなことよく言われていました。
「テストの問題を解き終わった後、間違っていないかきちんと確かめたのか。」
自分では確かめて、合っていると思って出したはずなのですが、でも返ってきた答案は、見事なバツがつけられていた。
そんな記憶が甦ってきました。
では、どのようにしたら、計算ミスがなくせるのか、私の経験を踏まえつつお話をしていきたいと思います。

計算ミスの解消法その1 しっかり集中できているか確認しよう!

皆さんも経験があると思いますが、試験中、つい計算以外のことを考えてしまったことありませんか。
たとえば「この計算式で合っているかな」とか、「今回のテストは赤点だったらどうしよう」など目の前の計算に「全集中」で解かなくてはいけないのにいろいろな「雑念」が頭をよぎることが。
私もそうでしたが、「雑念」が頭をよぎっている場合、ほとんどで「計算ミス」をやらかしています。
私がよくやらかした「計算ミス」は「数字の書き間違え」や「計算式の工程を飛ばしてしまう」といった内容でした。
きちんと「集中」していれば、書き間違うことや計算式を1行飛ばすことはなかったはずなのに、「雑念」が頭をよぎり、「集中」が途切れたために、お話ししたような結果になるのです。
皆さんもご存知のとおり、数学の計算は、計算式の途中でわずかな誤差(数字が1つ変わったり符合が変わったり)が生じただけで解答が導き出せないもの。
そのため、たえず気を張って解かないと、必ず答えを間違えます。
当時も先ほど述べた担任からよく言われました「集中して問題を解け」と。
それ以降「集中」して解答をするようにして「計算ミス」は減ったのですが、その分いつも以上に疲れたという苦い記憶がありますね。

計算ミスの解消法その2 字をていねいに書こう!

皆さんも経験があると思いますが、定期テストや模擬試験を受験中に、ついつい気になってしまうものがありますよね。
そう、それは「残り時間」。
時間を気にして焦るあまり字を「雑に」書いていませんか。
数字の「0」と「6」が区別しにくい書き方をされているのをよく目にします。
本人が途中から「6」を「0」として見間違えていることに気づかず計算を進めている、ということもよく目にしました。
問題なのは「本人は計算方法を間違えていないから合っている」と思い込んで進めてしまっていること。
何しろ、計算方法は間違っていないのですから、導き出せる解答も「合っている」と思ってしまうのです。
また、残り時間も少なくなる中、焦って書いた数字が間違えていることに気づかないまま、最後まで進めて間違えた答えを導き出す、ということが生じるのです。
そのため、残り時間が少なくなって焦っている場合でも、まだゆとりがある時間でも「字はていねいに」書いておきましょう。
そうすることで計算ミスを防げますし、採点する先生も読み間違えて「バツ」をつけることも防げるので、日頃から意識しておきましょう。

計算ミスの解消法その3 途中式をしっかり書こう!

先ほどまでは、時間を焦るあまりついつい字を汚く書いてしまうことで、「計算間違い」をしてしまう、ということについてお話をしました。
その次に多く見かけるのは、「途中式を書かずに省略」するケースや「途中式を複雑に書いて」しまうケースです。
私もやってしまいがちなのですが、「途中式」を書くのを面倒に思って、式を書かずに「暗算」を用いてしまうことがあります。そうすると、計算間違えを多発してしまうのです。
また、計算などに少しでも自信がある方だと、多少「複雑」になっても大丈夫、という過信からも計算間違えを起こしてしまうのです。
ともに冷静な時、何でもない時に解くと「計算ミス」をよほどのことがない限り、起こさないのですが、時間を焦るあまり「式を書かなくていいや」とか「複雑な式」のままで「計算」を行うと必ずといっていいほど、「計算ミス」が発生します。
それを防ぐには「途中式」を面倒がらずに、かつ「いくつかに分けて」途中式を書くようにしましょう。
そのようにすることで、提出前に見直した時に、途中式を順に追っていく途中で「計算間違い」に気づきやすく修正をし、正しい解答を導き出すことができるようになり、「ムダな失点」を防ぐことができます。

計算ミスの解消法その4 答案の式をしっかり見直そう!

「自分が書いた式を必ず見直しましょう」と至るところで言われ続けているので、「そこは大丈夫だよ」と思っている方、とても多いのではないでしょうか。
私の周囲では「時間ギリギリ」まで問題を解いているので、見直しをしている時間は無い、という声をよく聞きます。
私が担当する生徒にはよく、「一問解き終えるごとに、さっと計算式を見返してみよう」と話していますが、試験終了間際に「4~5分の見直し時間を設けよう」とも話をしています。
なぜ、一見ムダな時間なように思える「見直し時間」を設けようとするのか、と言いますと、「問題を解き終えた直後の見返し」だけだと、「早く次の問題を解かなくては」という焦りも手伝い、どうしても見る目が甘くなり、間違いをスルーしがちになるからです。
そのため、解答をするのに必要な時間は5分ほど減ってしまうのは事実ですが、その時間内で解くようにし、残り5分の時間を使って「別人の答案添削をするつもり」で見直しをしてみましょう。
そうすると、先ほど「問題を解いている」時には気づかなかったミスに結構気づくようになります。
日頃から、面倒がらずに字や途中式などをていねいに書く癖をつけることで、計算ミスを減らすようにしてみてはいかがでしょうか。

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