保護者の皆様へ
人との「つながり」の中で生まれる教育がニチガクの指導です

NPO 法人青少年進路指導研究機構 代表
宮正 和彦(みやしょう かずひこ)
私たちは、教育とは人と人との密な「つながり」のなかでやっていくものである、と考えています。受験教育も例外ではありません。いや、むしろ、孤立無援と思い込み、声にならない悲鳴をあげている受験生にとってこそ、人間的なあたたかみのある「つながり」が必要なのです。
その証拠に、近年、受験界でも大規模教室ではなく、密な個別指導を売りにした塾が増加傾向にあります。大きくなりすぎた予備校では、個別指導部門を併設しているか、別の個別指導を傘下において対応してい ます。少子化の時代に生き残りをはかる戦略としては、経営的には間違ってはいないでしょう。
しかしそこで、はたして一貫した教育がなされているかは、はなはだ疑問です。個別指導のノウハウもないようなフランチャイズ教室が流行っている現状には危惧の念を抱かざるをえません。
進路指導の現場には、きちんとした教育と研修を受け、受験生を、その将来まで考えてあたたかく、かつ的確にサポートできる人間が求められています。各家庭の事情まで勘案しながら、「こういう生き方がいいのでは、こういう選択肢もありますよ」と自らの頭で考えながら、最良のアドバイスをしてあげることが必要だからです。だから私たちは、人と人とのつながりの中で培っていく教育の基本を取り戻し、真摯な進路指導の専門家を養成することに全身全霊をかたむけてまいりました。
その証拠に、近年、受験界でも大規模教室ではなく、密な個別指導を売りにした塾が増加傾向にあります。大きくなりすぎた予備校では、個別指導部門を併設しているか、別の個別指導を傘下において対応してい ます。少子化の時代に生き残りをはかる戦略としては、経営的には間違ってはいないでしょう。
しかしそこで、はたして一貫した教育がなされているかは、はなはだ疑問です。個別指導のノウハウもないようなフランチャイズ教室が流行っている現状には危惧の念を抱かざるをえません。
進路指導の現場には、きちんとした教育と研修を受け、受験生を、その将来まで考えてあたたかく、かつ的確にサポートできる人間が求められています。各家庭の事情まで勘案しながら、「こういう生き方がいいのでは、こういう選択肢もありますよ」と自らの頭で考えながら、最良のアドバイスをしてあげることが必要だからです。だから私たちは、人と人とのつながりの中で培っていく教育の基本を取り戻し、真摯な進路指導の専門家を養成することに全身全霊をかたむけてまいりました。