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独学に向く人、向かない人ってどんな人?

2023年02月09日

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独学に向く人、向かない人ってどんな人?

皆さん、独学という言葉を聞いて、どのようなイメージを持っていますか。一人でコツコツ、そして黙々とこなす修行僧のようなイメージをお持ちではないでしょうか。
また入学試験や様々な資格試験の受験において、独学で合格したという話を聞くと、人格的に優れた人じゃないとできないのではないか、などと思ったことはありませんか。
実はこのコラムを書いている私も、現役時に大学受験を失敗して、自宅浪人で独学を経験しました。
今にして思えば、この時ほど充実していた時間はなかったかな、と今でもそう思っていますが、決して優れた人間ではありませんので、予めことわっておきますね。
周囲の視線は痛く感じたのですが、本人は至ってマイペースに進めておりましたし、大変だとは思っていませんでしたので、それがかえって良かったのかな、とも思っています。
そのため、独学について、向いている人と向かない人の差を以下にお話していきたいと思います。

独学に向いている性格 その1

さて、皆さん、独学ってどのような性格の人が向いている勉強法だと思いますか。
大多数の人は次のような性格の人じゃないとできないと、思っていませんか。
・几帳面
・忍耐強い
・まじめ
・計画を立てるのが上手
そうすると、先ほど独学を経験した私が実は上記の性格だったのではないか、とお思いになる方もいると思いますが、決してそんなことはありませんでした。
どちらかというと、先ほどもお話をしましたが、マイペースなタイプで決して几帳面ではありませんでしたし、多少飽きっぽく、計画を立てるのがむしろ下手な方でした。
つまり、皆さんが独学に対するイメージと私はむしろ逆だったのです。
えっ、とお思いになるかもしれませんが、これは嘘ではなく本当のお話です。
ただし、これだけはこだわった、と言うものがいくつかあります。
それは何かというと、使用する教材と、睡眠時間を含めた休息時間の確保、そして無理をし過ぎないということでした。そのこだわりについて、以下述べたいと思います。

独学に向いている性格 その2

さて、先ほど独学をする上で、こだわったこととして、次のものを挙げました。
・使用する教材
・睡眠時間を含めた休息時間の確保
・無理をし過ぎない
実はこれ、私だけではなかったようなのです。
というのも、入学試験を始めとした様々な資格試験などの受験勉強を、独学で成功した人に共通していた内容だったということが、記事を書く際に調べてわかったことなのです。
多くの人が意識していたこととして挙げているのが、ギチギチな綿密すぎる計画を立てなかった、というのです。
スケジュールを立てても実際そのとおりに進められなかった場合、進められなかった分が翌日の分に積み増しとなり、日を追うごとに雪だるま式に膨れ上がりパンクしてしまう、ということを経験上わかっているからです。
そのため、少しゆとりを持って自分のペースであまりストレスをかけることなく進める、ということを前提にしています。ゆとりを持ったペースで進めると何か予期しないことが起こったとしても、その分を考慮したペースなので、雪だるま式に翌日以降に持ち越さないで済むこととなります。

独学に向いている性格 その3

自分のペースで、というのは使用する参考書や問題集についても同じことが言えます。
当初は自分のレベルに合わせて参考書や問題集を買い求め、解き始めますが、学習を進めていくうちに、少しずつレベルが上がっていくので、だんだん物足りないと感じてくるもの。
気分転換をかねて、少しレベルの高い参考書や問題集を始めてみるのも、独学であればできること。
つまり、自分のペースで使用する参考書や問題集をその都度自由に変えることで、精神的に負荷をかけずに済み、結果として学力がアップすることにもつながりやすくなります。
その反面、この参考書は1日何ページ、最後までこの参考書を使い尽くす、などの、綿密すぎるノルマを完璧にこなそうとすると、当初は自分のペースで学習する、という目的から、次第に設定したノルマをこなすこと、というように目的が変化してしまいます。
その結果、ノルマをこなすために睡眠時間を削り、健康を損ねる危険性もはらむため、独学には向かなくなってしまうのです。

独学に向いていない性格

今までお話をしてきた中でも触れてきましたが、独学には向かない性格の人をまとめてみたいと思います。
・一度決めたら最後までやり通さないといけないと考える、まじめ過ぎる人
・細かいノルマをギチギチに設定する、几帳面すぎる人
・何ごとも完璧にこなさなければ気がすまない、という完璧主義の人
決してまじめや几帳面が悪いと言っている訳ではないのですが、度が過ぎる人はそのことにこだわり過ぎてしまい、独学を始めた当初の目的を見失いがちです。
そのため、独学をすることが却って逆効果となる可能性がありますし、先々の人生においても独学したことによって生じたトラウマを引きずりかねません。
独学は、全てにおいて計画し、自ら行動をする作業です。しかし何ごとも計画通りには進まないことは皆さんもご承知のとおりです。
そのため、完璧に計画を立てずに少しゆとりを持って自分のペースで進める気持ちがないと独学はできないと思いますね。

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